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大切なこと

オーケストラの曲を取り上げる

NEWなかよしぴあの2 ワークブックピアノのレッスンでは、オーケストラの曲を取り上げることも多いです。
NEWなかよしピアノ2(ヤマハ音楽振興会)のワークブックに
リズムをうちましょうというページがあり、1曲目は『ドナウ川のさざ波』です。

ヤマハの楽譜は音楽データが充実していて、
テキストに合わせて活用できます。
伴奏くんというミュージックデータプレーヤーで再生して使えます。

伴奏くんⅡ
音楽に合わせてリズムを打つ課題ですが、
休符が多く自分の都合で数えても上手くいきません。
よく聴いて、流れに乗るまで練習します。

始めは私も一緒に伴奏くんに合わせてリズム打ちしますが、
慣れてきたら私のピアノに合わせてひとりで打てるかどうか試します。
ひとりでも大丈夫と感じられれば、次は一緒に弾いてもらいます。

1、2種類の音を覚えればいいので気軽に挑戦できます。
ところが連弾になると、
自分が出していない音も聴こえてきますし、
私が弾くとつられて弾き始めてしまうことも。
どのくらい音楽を聴いているかが判断できるページですね。

伴奏くんに合わせていると、速度が速すぎて調整することもあります。
ディスプレイの表示を見ていて気付いたのですが、
実に細かなテンポ変化が設定されています。
「音楽は一定ではなく、変化するんだ」
と子どもたちは自然に楽しく感じてくれそうです。

発表会後だから出来ること

みさきピアノ教室では4月の発表会から1カ月が経ち、
通常のテキストにじっくり向き合うレッスンになりました。
今日お配りするピアノつうしんでも、
次の目標を立ててみませんかをテーマにしました。
目標があるのは良いことです。本番に向かって頑張れます。
でも、日にちが決まっていると出来ないことがあります。

それは、余計なことです。

楽譜にフェルマータの記号がついていたとします。
「フェルマータはイタリアのバス停に書いてあるんだって。」
「バス停って、どんな場所かな?」と一緒に考えます。

「曲の終わりにあれば終点だけど、
途中であればバスが一度停まってお客さんを降ろし、
新しくお客さんを乗せてまた発進する所だね」と確認します。

「じゃあどの位で弾こうか」と相談し、
止まり過ぎたら、「エンジン止まっちゃうね!?」とか、
止まらなかったら、「お客さん降りられるかな?」と話します。

その上で自然なタイミングを探していきます。

この会話は時間がかかるのですが、生徒さんの記憶に残り、
この記号は?と尋ねると「フェルマータ」ではなく
「バス停」と答える人も。
事務的にではなく、意味を理解して
演奏に繋げていけるレッスンを目指していきたいです。

音を言葉で表す

本屋大賞の「羊と鋼の森」を遅ればせながら2回読んでいます。
北海道で育った高校生が調律師の仕事に魅せられ
成長していく過程が描かれていて、夢中で読みました。
文章の各所で音が言葉で表現されていて、
私はこのように例えたことは無かったなと新鮮に感じています。

音楽を言葉で説明するのは難しいけれど、大切なことです。

なんとなくピアノを弾いていても、人に伝えられません。
生徒さんの演奏を聴いていて、
よくわからないと思った時は、質問してみます。

ここは「どんなことを考えて弾いているの?」と尋ねると、
びっくりされることもあります。
「何も考えずに弾いていました。」とか、
「そんな質問初めてです。」という反応が返ってくることもあります。
「だったら決めましょう。」と一緒に考えるのです。

何にも考えていなかったら誰にも伝わりません。
頭を使うのが初めの一歩だと思います。
レッスンを重ねてしばらく経てば、生徒さんは自分で答えられるようになります。
自分自身の演奏を振り返り、
「こうしたいんだけれど上手くいかないです。」と話してくれるようになります。

少しずつ自立へ向かい、成長を感じられる瞬間です。





合格した曲こそ弾こう

ピアノのレッスンで合格した曲は、その後どうなるのでしょう。
「合格したから練習しない」と思われる人がいるかもしれません。
でもその合格は、どんな意味を持っていますか。

レッスンで指導を受けて1回だけ出来た演奏に対しての合格だとしたら、
練習で確認する必要があります。
何度弾いても出来れば身についたと言えますね。

それでは、復習して出来るようになったらもう良いのでしょうか。
例えば、1か月後、3か月後、半年後、1年後、数年後見直すとどうでしょう。
始めは記憶に残っていて弾けるかもしれません。
随分経って、忘れていたらショックですね。
上達していれば余裕が生まれ、
合格した時とは違った内容が見つかる可能性が高いです。

写真のリラ・フレッチャー ピアノコース ブック1
(全音楽譜出版社)には、
修了証書の後ろに生徒への大事な注意として
終わったテキストを手元に置き、復習する理由を掲載しています。
修了のお祝いに大切な言葉をいただいた気持ちになります。

私の場合の合格は、責任と捉えています。
自分に委ねられたという感覚です。
自身が限界を決めて、
「この位でいいかな」と思った時点で成長は止まります。
もっともっと見つけられることはないかなと探す毎日です。

記号は何のためにある?

今の時期、庭にはたくさんの花が咲いていて楽しみにしてくださっている生徒さんもおります♪

楽譜には色々な記号があります。
記号の意味を覚えることは大切ですが、
気をつけなければいけないこともあります。

たとえばフォルテの意味を「強く」と覚えた場合、
フォルテを見かけた度に強く弾いてしまいそうです。
演奏している本人は夢中でも、
聴いている人は
急に大きくなった音にびっくりしてしまうかもしれません。

日常生活でも似たようなことがあります。

交差点を横断するとします。
目の前の信号が赤から青に変われば歩き始めますが、
油断は出来ないですよね。

曲がりたい車が近づいて来るかもしれません。
自転車も横断するかもしれない。
数えたらきりが無いほどの可能性が含まれています。

信号の変わり目はどうでしょう。
赤から青に変わる瞬間は特に注意が必要ですよね。
慌てて走ってくる車は来ないでしょうか。

大切なのは、自分の都合だけでなく、
他の情報や動きに合わせて対応することです。
音楽でも実はそこが大事なのだと思います。

フォルテを見つけたら、考えてみる。

どうしてフォルテがついているんだろう?
フォルテの前は何だった?
フォルテの後はどうなる?
曲の雰囲気はどんな感じだろう?
私はどうしたいかな?
たくさん自分に問いかけてみます。

1度覚えたらそれで終わりではなく、時と場合による。
状況を見定めて判断し、自分で選択します。
単純ではないから難しい、でも面白い。

ピアノを弾きながらそんな気持ちになって頂けたら最高に幸せです。
考える過程を楽しめる生徒さんを
育てたいと思っています。


生徒さんの文章から見えてくること

新年度、宮城県栗原市はあいにくの雨です。
4月1日になると、みさきピアノ教室を始めた日を思い出します。
新聞に折り込み広告を出して、ホームページを公開しました。
その時に御入会頂いた生徒さんが今も通ってくださり、ありがたいです。
現在、稼働先も含めたくさんの生徒さんを担当させて頂き
感謝の気持ちでいっぱいです。

4年目を迎えられる幸せをかみしめながら、
常に自分を見直し改善を重ね
生徒さんにピアノを心から楽しんで頂けるレッスンを目指します。

いよいよ近づいてきましたが、
2015年4月26日(日)宮城県栗原市一迫ふれあいホールで
第3回みさきピアノ教室発表会を開催致します。

先月のレッスンで、
発表会でご紹介するコメントを生徒さんより受け取りました。
幼稚園の生徒さんは、お家の方と一所懸命考えまとめてくださいました。
小学生の生徒さんは、何回も書き直し別の用紙で提出してくれました。
大人の生徒さんは、レッスンで学んだポイントを文章にされています。

文章で自分の気持ちを伝えられるのは素敵なことです。
頭の中で何度も考えていないと書けません。
それだけピアノに対する思いが詰まっているのだと思います。

3月末、退会される生徒さんからお手紙を頂きました。
その内容はとても素晴らしかったです。
ありきたりの文章ではなく、自分だけの言葉で語られていました。

これまでのレッスンや発表会を通して感じたこと、
なぜ退会を選んだか、私への思い、これからの生活への意気込みが
書かれていて、感動しました。

返事を書きながら、
私も生徒さんに負けないようにピアノ講師として成長していきたいと
気持ちを新たにしました。


進度と上達の関係

先日、ピアノを教わっている先生から素敵な言葉を教えて頂きました。
「音楽は少なく読んで多くを学んだ方がいい」
この言葉、気になりませんか?

ピアノのテキストを進めていくうえで、
速く1曲を通して弾けて合格して
どんどん進めば上達していると思いますよね。

でも本当に必ずしもそうと言えるでしょうか。
速く進むということは、1曲に費やす時間が短いということです。
初歩の楽譜だとしても、簡単な曲でしょうか。
シンプルな曲こそ、何か隠されているのでは!?
と疑って考えたいものです。

例えばピアノを見て、ただ「ピアノがある」と思う人と
これは○○のメーカーで、大体この年代に作られて、
特徴は…とたくさん述べられる人もいるはずです。
ひとつの物を見て、たくさん語れれば
多くの情報を知っていることになりますよね。

ある曲を見て、「簡単!すぐに弾けるよ。」
と感じれば意欲的に取り組めます。
でも私が重要だと考えているのは、いくつ発見出来たか。
レッスンでは、演奏する前に生徒さんと
気づいたことをたくさん話し合います。

まだ弾けていなくても、曲の作られ方を見つけられれば
今後他の曲を読む際に情報が増え、役立ちます。
その積み重ねの結果、ひとりでも
楽譜を見てすぐに内容を読み取れるようになるはずです。

目の前の曲を弾けることはもちろん大切ですが
この先、生徒さんが「弾きたい!」と思った曲を
楽しめる力を見に付けて頂きたい。
そう願いながら今年のレッスンを締めくくりたいです。

「楽しい!」と「出来た!」を考える

11月もあと少しです。
昨日県北では、みぞれが降りました。
いよいよ冬がやって来ます。

教室にはリースを飾りました。
クリスマスの楽譜も用意。
『ピアノでわくわくクリスマス』はアレンジも素晴らしく、
挿絵もかわいらしいので、見て弾いて幸せな気持ちになります。
お気に入りの物を飾ると嬉しくなりますね。

そんな心のちょっとした変化を大切にしたいです。

最近、ちょっとどころではなく
とても心を動かされる新聞のコラムがあります。
河北新報のくらし面に毎週火曜日掲載されている
『子どもの運動 常識?非常識?』
という文章です。

先週は鉄棒について書かれていました。

私は小学校の頃、
逆上がりを何度練習しても出来ませんでした。
放課後鉄棒にぶら下がり、
何で出来ないのかな~と
さかさまの空を眺めたことを思い出します。

コラムには、運動を楽しむことが大切で、
逆上がりは
練習次第で誰でも出来ると書かれていたと思います。

つまり逆上がりが出来ないからといって、
鉄棒を嫌いになっては意味が無いのですね。
鉄棒にぶら下がった時の身体の感覚が面白い!楽しい!
身体を動かすことは気持ちがいいなぁ
と感じられれば充分なのかもしれません。

ピアノの演奏でも、
どの段階で出来たと言えるのでしょう。
出来たとしても楽しんでいるのでしょうか。
この見定めは重要です。

楽譜通り終わりまで暗譜で弾けるからといって、
弾きにくい所があったり、タイトルに合った演奏でなければ
本人も満足できません。

先生にはなまるをもらって、
合格したからもう弾かない曲は、そんなに楽しくないのかもしれません。
面白ければ合格したってきっと何度も弾くはずです。

ちなみに今週のコラムは跳び箱でした。
なぜ跳び箱が苦手になるのか?原因を考え、
どのようなステップを踏めば跳べるようになるのか述べられています。
たくさんの楽しい経験を積めば、
出来なくても何度も挑戦する過程を楽しめるようになるでしょう。

今後も色々な分野の情報を取り入れレッスンに活かしていきたいです。




考える力を養うには

宮城県栗原市では、
夏休みが終わりいつもの生活が始まりました。
昨日から涼しくなり、秋が突然やってきたようです。

昨日の河北新報に気になる記事がありました。
学力テスト「なぜ」追及授業強み
という見出しです。

秋田県は全国学力テストで上位常連。
児童生徒の好奇心を刺激し、
主体的に課題解決へ向かわせる取り組みが
結果に結びついているそうです。

同じ紙面には、新聞読むほど好成績という文章もありました。

個人的には、新聞読むほどピアノが上達と言いたいです。

レッスン中の会話で、例えとして
ニュースや新聞の話をすることがあります。
主に生徒さんの身近な話題を取り上げることが多いです。

今、あるところではこのようなことが起こっているけれど、
そのことについて知っている?
どのように感じた?
あなただったらどうする?
と問いかけると、一所懸命考えて答えてくれます。

音楽を仕上げていくうえで、この過程はとても重要です。

楽譜はこのように作られているけれど、
これまで演奏したことがある曲と似ているかな?
ここはどのように感じる音楽?
あなたはどう演奏したい?

同じように質問し、
生徒さんの考えを表現するための方法を
一緒に思案します。

突然質問されると戸惑うかもしれませんが、
ニュースや新聞の話で意見をやり取りしていれば、
練習をしているので答えられます。

このプロセスがいつか、音楽だけでなく
将来役に立ってくれることを願って
レッスンを続けたいです。



残暑見舞いを書く理由

お盆休みも終わりましたね。
いよいよ夏休みもあと少し。
生徒さんとお会いして、
どのようにお休みを過ごされたのか
お伺いするのが楽しみです。

今年、暑中見舞いや残暑見舞いは
どなたかに送られましたか。

金魚柄のかもめーるは、とてもかわいらしい絵柄でした。

私は毎年、お盆休みの期間に
レッスン日の確認も含めてお送するので、
残暑見舞いになってしまいます。

何を書くかというと、生徒さんの
これまでの成長とこれからの目的です。
私が日頃
生徒さんとのレッスンで感じたことや
これから一緒に頑張っていきたい内容をまとめます。

どうしてこのようなハガキをお送りするかというと、
過去の体験に理由があります。

私自身が昔、
ピアノの先生が私のことをどのように見てくださっているのか
気になっていたからです。

特に
とても上手にピアノを演奏される先生には
話しかけるのにも勇気が要りました。

私に威厳は無いと思いますが、
生徒さんには質問することを遠慮して欲しくない
と強く願っています。

私が自分の思いを伝えることで
生徒さんがより一層
心を開いてくださるのではと考えています。

残暑見舞いのハガキが
少しでもお役に立てましたら嬉しいです。