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大切

連弾譜の読み方

今月のムジカノーヴァ2月号は、
「連弾」大好き!という特集が組まれています。
みさきピアノ教室発表会では、
ソロと連弾の両方に出演していただくことになっておりますので、
興味深く拝読しました。

一からわかる子どもたちへの連弾指導法」
という記事には譜例が掲載されているのですが、
紙面の都合上、四段譜を一段譜または二段譜にまとめています。
という文がありました。

連弾はふたりで1台のピアノを演奏しますので、
両手二段の楽譜がふたり分で
四段のスコア譜に表すことがあります。


それを一段譜にまとめているのですから、
ひとりで演奏するソロの楽譜のようになります。

この考え方はとても新鮮でした。
ふたりで演奏する音楽だけれども、ひとつのピアノを奏でるのですから、
オーケストラのように全体を眺めることが大切です。

もうひとつ気になった文章があります。
生徒の音楽性を育てるおすすめの連弾曲」という記事には、
スコア譜を作ること。
という文が何度も登場します。
スコア譜とは、先ほどご紹介した四段譜ですが、
全ての連弾譜がそうなっているとは限りません。







上のようにひとりひとりのパート譜になっていることも多いです。
見開きで、左のページに左側に座る人の楽譜(低い音域)、
右のページに右側に座る人の楽譜(高い音域)です。

パート譜形式の楽譜は、そのまま生徒さんに渡しておりました。
利点は自分の演奏がわかりやすいのですが、
相手が何をしているのかがわかりにくいという欠点もあります。
楽譜をコピーして切り貼りしたり、書いてみたり、楽譜制作ソフトなどで
作り直してみると、パート譜が出来ます。

そのままの楽譜を渡すのは当たり前かもしれませんが、
工夫して渡すと、お互いの演奏が伝わりやすくなります。
たとえまだ習っていない音域だとしても、
パート譜になっていれば楽譜を指さして、
相手の音に関心を向けられると思います。

基本でとても大事なことを再確認しました。早速パート譜に作り直してみます。



楽譜を作る時間

年末年始から、楽譜を作る時間を取っています。
発表会で生徒さんが演奏する楽譜は、まだ習っていない音域もありますので、
読むのに時間がかかりそうなものは、わかりやすい高さに直しています。

《ドレミの歌》(ロジャース 作曲)を弾いている生徒さんは
5段の楽譜を早くまとめられそうなので、
前奏と後半を増やせないか考えています。
伴奏の楽譜を見て、元の楽譜と比べて、
生徒さんにとって弾きやすい音を選んでいきます。
その時間が自分の勉強になっています。

《君をのせて》(久石譲 作曲)を連弾で弾きたいというご要望もありました。
市販の楽譜は生徒さんが弾いていたメロディとは
違う調で作られているので、移調をしました。
作っているうちに間違えることもあり、頭の体操をしているようです。
この過程を重ねていると、「移調して。」と言われたとき
すぐに出来るようになると思うのです。

Sibeliusという楽譜作成ソフトを使っていますが、
だいぶ慣れてきて指番号や記号も
元の楽譜同様に入れられるようになってきました。
なにより嬉しいのは、入力が速くなってきたことです。
この勢いでもってもって使いこなせるようになりたいです。

楽譜は、見えているものが全てとは限らないです。
右手と左手ひとつずつの音しかなくても、
音を増やすことが出来ます。
書いていなくても、伴奏を付けることが出来ます。
和音は一種類ではなく、変えることが出来ます。

これがすごく大切で、生徒さんの幅を広げることではないでしょうか。
そう感じてレッスンをしています。
決して得意な方では無いのですが、
私自身がただ弾いて育ってきたので、
いかに重要か感じる毎日を過ごしています。

発表会後のレッスン開始

5月も始まり、ゴールデンウィークも終わりました。
皆さまはいかがお過ごしでしたでしょうか。
私は、発表会の準備で後回しにしていた細かいことをひとつひとつこなし、
最終日は山形県の新庄駅へ行って来ました。
念願だった山形新幹線の『とれいゆつばさ』が観られて、大満足です。















みさきピアノ教室では現在、レッスン枠の空き時間が無いため
募集はしておりません。
今日は、レッスンで大切にしている
良い耳を育てたい
ということについてご紹介致します。

良い耳といっても、色々考えられると思います。
例えば、音楽を聴いてメロディをすぐに弾けたり、
音が合っているか外れているか、判断出来ることも含まれるでしょう。
でも、ピアノ以外の場面でも聴き取れる人こそが、
本当の耳の良さの持ち主ではないでしょうか。

人の話を最後まで静かに落ち着いて聴き、
ちょっとした声色の変化で人の感情を読み、
思いやりを持って接する…私の目指している所でもあります。

ピアノのレッスンは、ただ弾くだけでなく、
自分の音を聴き、振り返り、
どのような演奏にしたいかを考え、工夫していくものです。
そのような過程が聴く力を育てていくと信じ、
来年の発表会へ向けて取り組みます。

遠回りに見えること

  ピアノを教える人、学ぶ人の雑誌 ムジカノーヴァ 10月号の
ペーパークラフト ベートーヴェンを作り、レッスン室に置いています。

先週のレッスンでクラフトに気づいた生徒さんは、
伝記を読むのにはまっているそうです。
ベートーヴェンの伝記を読んで心に残ったことを話してくれました。

本を読み、感動していないと人に伝えることは出来ません。
得た知識を誰かに話すことで、記憶は確かなものになると言われています。
作曲家に興味を持って調べ、私に報告してくれたのがとても嬉しかったです。

その生徒さんは、音楽の授業で
リコーダーで教わった曲をピアノで弾いていました。
グレードの勉強をしているので、
「何調の曲かな?」と尋ねてみました。
残念ながら答えは出ずに固まってしまいます。

リコーダーで教わった曲をピアノで弾いてみようと
考えたのはとても良いことです。
更に一歩踏み込んで、何調かがわかり、
伴奏が付けられれば楽しみも広がります。
そのためにグレードを学んで欲しいと願っています。

習い事の効果

涼しくなり、何か始めてみようかな…と感じる季節ですね。
芸術の秋、これからは音楽のイベントも増えます。
たまたま耳にした音楽に心を惹かれ、
自分もあんな風に演奏できたらいいなと感じ、
習い事を始めるきっかけになるかもしれません。

ピアノ教室では、
ピアノを弾けるようになりたいというご希望が多いと思いますが、
それ以外にもたくさんのメリットがあります。

特に感じているのが、聴く力が育つことです。
音楽は○や×の世界ではありません。
講師が詳しい話をすることもあります。
入会されて間もないお子さんは、途中で集中力が欠けることも。
それが数か月経つと、静かに話を聴いて、質問にも答えられるようになります。

話を聴ければ、学校で授業の内容も頭に入りますし、
質問に答えられれば、コミュニケーションも広がるでしょう。
日常生活でも、聴くことに敏感になって欲しいと願っています。

自分の演奏は、自分が確認できなければ直せません。
演奏に集中しながらも音に耳を澄ます繰り返しで、
注意深く音を聴けるようになります。

ピアノのレッスンでは毎回宿題が出ます。
これまでに教わったことを総動員して考えてきていただくのですが、
出来が良ければ良いほど新しいことをプラスされます。

家で練習してきても、新しいことが加わると途端に弾けなくなる
という生徒さんもいらっしゃいます。
柔軟性が求められますし、さらに先があるということです。

ぜひそこでショックを受けずに、
自分のアイディアの他にこんな弾き方があったのかと
感動されるような提案を目指して、日々私も学んでおります。

簡単なことって、やりがいが感じられなかったりしませんか。
ちょっと難しいから、面白くて挑戦したくなる。
その繰り返しで30年近くピアノを続けてきました。

今回は、私が今もピアノを教わって、毎日レッスンをして、
特に大切だと思う習い事の効果をまとめてみました。
ずっと続けたいと思う、素敵な習い事が見つかりますように。


なぜかというと…を考える

私はレッスンでよく質問をします。
「楽譜ではこうなっているけど、どうしてかな?」
私の質問に一所懸命答えてくださる生徒さんとの会話は、
本当に幸せな時間です。

そもそもなぜ?と気づかない場合もあります。
私の役目は生徒さんにたくさん質問して、
なぜ?と思ってもらうことです。
少しずつ、どうしてだろう?と考える機会を増やしてもらい
やがて自分で判断出来るようになっていただきたいです。

質問の答えはどこにも書いていません。
作曲家に確認してみないとわかりません。
クラッシックの作曲家でしたら、もうほとんどの方が亡くなっています。
それではどうしましょう?

最近、自分のレッスンで先生のお話を伺ったり、
先週はヤマハ仙台店で開催された
黒河好子先生の『画期的&効率的なスケール練習』講座へ参加しました。

説得力がある先生方は、
なぜかというと…
と常に考えていらっしゃいます。

そして情報をたくさん取り入れ、
様々な経験をし、
試行錯誤を経て
自分の意見を構築されている。

わからないことがあったら、
誰かに尋ねればすぐに答えが返ってくるかもしれません。
でも、自分で調べて、悩んで、考えた先に見えてくるものがあります。
それが答えかどうかはわからないけれど、
いつしか未来の自分の糧となる。
そんなことを感じました。





初めての気持ちを大切に

新年度が始まり、10日過ぎました。
この10日間はお休みの日もありましたが、
有難いことに稼働先も含めて
毎日のように新しい生徒さんにお会い出来る機会に恵まれました。

ピアノを弾きたくて、音楽が好きで
初めて通われる(もしくは再開される)生徒さん。
きっと初回レッスンを迎えるまでには
様々な経緯があったに違いありません。
勇気を出して始められた決意を大切に、
新鮮な感動を共有していきたいです。

「初心者なので…」「まだ始めたばかりなので…」
と謙遜される方が時々いらっしゃいます。
そのような遠慮やご心配を
抱え込み過ぎないで頂きたいと思っています。

それは初歩だからと言って、
簡単な事はなにひとつ無いからです。
扱う音が少ないからレベルが低い、
音が多いからレベルが高いとは言い切れません。

例えば導入で使用する教本では、
両手でメロディだけを弾く曲があります。
それらの曲には連弾の楽譜が付いていて、
生徒さんが音楽の曲想や雰囲気、
呼吸や間などを感じられるように作られています。

見た目はシンプルかもしれませんが、
書かれていない内容があります。
それをお伝えするのが講師の仕事。
気を引き締めて、
生徒さんと共にレッスンを楽しみたいです。


遠くと近くに目を向ける

3月が始まりましたね。
積もった雪も融け、少しずつ春が近づいています。

週に2日は高速バスに乗っているのですが、
車内で本を読んでいます。
目の前の本に夢中になっていると、
あっという間に目的地へ着きます。
本の内容について考え事をしている時は、
外の景色を眺めていることが多いです。

そんな時、季節が感じられる風景に出合うと嬉しくなります。
栗原市から仙台方面へ向かう高速道路からは、
遠くに七ツ森が観られます。
7つの山が並んでいて、とてもかわいらしい形をしています。
雪化粧をしている姿は、私が1年で1番好きな風景です。

集中している状態は、
作業がどんどんはかどり効率も良いです。
でも、集中していると見逃してしまうこともあります。
実はそこに大事なことが隠れているかもしれないです。

私は昔、「ピアノは弾ければいいんだ」と思っていました。
楽譜を読めて、それなりの速さで弾けて、
ある程度形になれば完成だと考えていました。

でもそれでは、大事なことを見逃していたんです。
弾くことばかりに気を取られていると、
何も考えずにただ手を動かしてしまいます。

ここの音が重なった時の響きがきれい!
この曲はどんな作りになっている?
自分だったらどうするかな?
などなど
面白いところ、感動するところはたくさんあるはずです。

集中することはもちろん大事。
でも時には、注目していなかったことに目を向ける時間
も大切だと感じました。

氷山の一角と干しワカメ

先月の話になりますが、
稼働させて頂いている
サンリツ楽器で開催された、
轟千尋先生の講座に参加しました。
 
講座の始めに轟先生は、氷山の絵を描かれ
「楽譜に書かれている内容がこの山だとすると、」
というお話をしながら、先ほどの氷山に
水面と裾野を描かれました。
そして、
「この位隠されている部分があり…」
というお話をされました。
(隠されている部分がものすごく大きく感じられました。)
 
その後の講座では、
楽譜のどこに注目して読み取れば良いのかを
わかりやすく丁寧に教えてくださいました。
 
♪♪♪
 
轟先生の講座から1週間ほどして、
私は秋末直志先生のレッスンへ向かいました。
 
今月のムジカノーヴァのコラムにも書かれていますが、
干しワカメの話になりました。
 
先生はよく、「楽譜は干しワカメだから、戻すんだよ。」
とおっしゃいます。
 
私は、
楽譜の情報をただ弾くのではなく、
楽譜を読み、考える作業が入らなければ
いい演奏にならない
ということかなと考えています。
 
ふたりの先生の楽譜に対する考え方を伺うことが出来た1か月でした。
 
私のお仕事は、
生徒さんが楽しくピアノを演奏出来るように
お手伝いをする仕事です。
 
まず私が深く楽譜を読み込めること。
 
読み込んだ内容を、
生徒さんにわかりやすく、おもしろく伝えること。
 
生徒さんの「こう弾きたい!」という意欲を引き出し、
演奏で表現できるようにアドバイスすること。
 
この3つが基本になります。
 
これからもこの3つを忘れずに、暑さに負けずに頑張ります。
 
夏もピアノを楽しみましょう♪
 
 
 
 
 
 
 

ピアノ講師の仕事で好きなところ

宮城県栗原市は、まだ梅雨です。
昨日今日はとても涼しく、過ごしやすい日が続いています。
気温の変化が激しいので、
体調を崩さないように気をつけましょう。
 
そんな日々、嬉しいお手紙を頂きました。
以前レッスンをさせて頂いた楽器店の生徒さんからです。
事情があり退会されたのですが、
またピアノを再開したいと思い調べていたところ、
みさきピアノ教室のブログを見つけてくださったそうです。
再会のきっかけになり、
ブログを続けていて良かったです。
 
ホームページも生徒募集のために始めましたが、
大学時代に教えて下さった先生方にも
ご覧いただいているようです。
「頑張っていますね。」
というメールやお電話を頂きました。
とても懐かしく、当時のことを思い出します。
 
以前レッスンをさせて頂いた楽器店の生徒さんからは、
ご報告を頂くこともあります。
希望の進路に合格しました。
応援ありがとうございます。
というメッセージもありました。
 
私がピアノ講師の仕事で一番好きなところは、
生徒さんの人生に長く関われるところです。
長期間に渡り、ほぼ毎週お会いして
ピアノを聴かせて頂きます。
それだけではなく、近況報告を交わし、
音楽を通して様々な会話をします。
一緒に笑顔になれる時間が大好きです。
 
もしかすると、親戚の方よりも
生徒さんとお会いしているかもしれません。
 
その分責任は重大でもあります。
生徒さんの考え方に影響を与える可能性もあるので、
人間性を磨かなければなりません。
 
改めて自分自身を見直し、
生徒さんの人生に寄り添える
講師でありたいと感じました。