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宮城県栗原市築館 みさきピアノ教室 ブログ

ソロと伴奏の切り替え

 先月末、東京でレッスンを受けて来ました。
伴奏を弾く際のタッチについて疑問があったのでお伺いしたところ、
指先の点ではなく面で弾く方法を教わりました。

ピアノは鍵盤の上げ下ろしによって音を出す為、しっかり鳴らしてしまいがちです。
はっきりした音を求める場合は構いませんが、
柔らかい音が欲しい時には適しません。

歌と一緒に演奏する際は、呼吸の間を空けるタイミングが重要になります。
ピアノがきつく入ると、歌とのズレが生じる確率が高くなります。
鍵盤に触れている時間が長ければ、歌う人も余裕を持って歌えると思います。

ひとりで演奏することに慣れていると、はっきり弾き過ぎてしまうかもしれません。
歌の伴奏をする時は、
指先(点)ではなく指の腹(面)で触れるように切り替えることにします。

伴奏のタッチ以外に、伴奏付けの課題も見て頂きました。
先生は、何種類もの和音を想定した上で、前後関係を確認し
どれが一番最適か決めていらっしゃいます。
時間をかけて先生の考え方をお話くださったので、
理論に詳しいと選択肢が豊富になることを知りました。

和音の進行がわかれば、思い入れが変わります。
目立たせたい和音やさりげなく弾きたい和音など、
音楽への理解が進めば、歌いやすい伴奏が弾けるはずです。
その努力がソロ演奏の上達へ関わって来るので、
今日も課題と向き合っていきたいです。

行事をきっかけに変わる

秋は小学校でも音楽の行事が多く、
ピアノを習っている生徒さんには活躍の場があります。
本人が参加したいと思っているのであれば、全面的に協力することにしています。

学芸会の劇で音楽を担当した生徒さんは、オーディションで選ばれました。
数年前にご両親がアコースティックピアノを購入されたので、
音が良く出たのが選ばれた理由でしょう。
当日は、伴奏の他に何種類もの打楽器を担当したそうです。
たくさんの方から感想をもらったようで、とても嬉しそうでした。

作曲コンクールに選ばれた生徒さんは、
幼稚園の頃から歌が上手で印象的でした。
レッスンをしていても、楽譜の中身に興味を持っていて、
理論をどんどん吸収します。
コンクール後は楽譜の読み方がより詳しくなりました。

家の息子も、市の音楽祭と学芸会で合唱の伴奏を担当しました。
お陰でサポートする側の気持ちも経験することが出来ました。
締め切りまでに仕上げるプレッシャー、歌や指揮に合わせる余裕など、
ひとりで弾いていては体験出来ない貴重な機会を頂きました。
小学校の先生方には本当に感謝しております。

以前のブログに書きましたので省略しますが、
選ばれた後は足りない部分を補っていかなければなりません。

そこで大切になるのが基礎だと思います。
音楽用語がわかること、演奏をコントロールすること、
自分以外の音を聴けることなどが最低必要です。

その上で、「納得のいく楽譜を書きたい」とか、
「遠くまで響く音はどうしたら鳴らせるだろうか」と悩んだり、
「もっと皆が演奏しやすくなるように練習しよう」
という気持ちから努力します。
最終的に、どこまで頑張れるかが試されます。

行事が終わった後には、
成長した生徒さんの姿に変わっていて
レッスンがより一層楽しくなっています。

教室の名前を決めた理由

先日、小学校で合唱部の伴奏をお手伝いしました。
私がピアノの前に出ると、
前の方に座っていた教室の生徒さん方が、
「みさき先生」と手を振ってくれます。
みんな応援してくれているのだと思いました。

最近入会した生徒さんも、「みさき先生」と呼んでくれます。
小さな子が何かに気づいて伝えてくれる。
これほど幸せなことはありません。

自宅教室の名前を考える際、特に素敵な名前が浮かびませんでした。
そこで、文字を覚えたての子も読めそうな
柔らかいイメージの
みさきピアノ教室にしました。
その効果もあってか、大人の生徒さんも「みさき先生」と声をかけてくださいます。

人に話しかけるのは、簡単ではありません。
心を開いている相手でないと、尋ねられないこともあります。
先生に聞いたらどう思われるかなと
気にして質問が出来ないのは、お互いにとって不幸です。
何でも相談できる関係を築いてレッスンは成立します。

今日も「みさき先生」と言われたら、
頭の中をフル回転して、
ひとりひとりに適したアドバイスを探したいです。

ピアノの管理

先週、みさきピアノ教室のピアノを調律して頂きました。
その時とても嬉しかったのが、
ピアノの管理を褒められたことです。
調律はピアノの健康診断だと思っているので、
良い評価を受けたような気持ちになりました。

週の4日は他の音楽教室で稼働しているため、
 私は家族にも協力をお願いしています。
基本的な所では、部屋のドアは必ず閉めること。
そして湿度が上がったら除湿機のスイッチを入れてもらうことです。
今ではすっかり定着してきました。

温湿度計温湿度計を置いておくとわかりやすいです。

1年中部屋の数値に気を付けて生活していると、面白いことがわかります。
天気が良い日でも、窓を開けると湿度が高い日があることと、
家の中でも部屋によって環境が異なるというふたつが発見でした。
外の天候や家全体の室温などとは関係なく、
ピアノを置いている部屋を気を付けるのがポイントです。

ここまでこだわる理由は、音に影響するからです。
鍵盤の戻りが悪くなったり、金属音を伴うと、演奏していて気になります。
常に心地よい状態に整えていたいのです。

特に夏は難しく、エアコンをつけると湿度が上がり困っていたのですが、
今年はエアコンと除湿機を同時につけてみたところ、効果的でした。
除湿機はごくわずかしか動かず、安定した湿度を保つことが出来たのです。

これから乾燥して来る冬は、ストーブと共に加湿器を使います。
湿度が上がらないようにコントロールを頑張って、
弾きやすいピアノで生徒さんをお迎えしたいです。

「わからない」が「わかる」

いつも考えているのですが、何でも共通して
わからないことがわかるのは、難しいです。
わかったという納得感は、数値化出来ないですよね。
音を聴くというのも、聴こえ方は人によって異なりますから、
生徒さんの演奏を聴いて、言葉でも確認するようにしています。

結局その人の範囲内で物事を理解しますから、
表面的な理解の人もいるでしょう。
なんとなくわかる→少しわかってきた→こういうことだったのか
と段階を踏むように、突然全てを把握するわけではなく、
少しずつ実感してくるものではないでしょうか。
それでも段々と理解が深まれば、良いと思います。

わかったふりをしてしまうのはもったいないことです。
相手が「この人はわかっている」と勘違いして話すのをやめてしまえば、
聴けるチャンスは失われてしまいます。

私が小さい頃は、楽譜を読めるようになるまで時間がかかりました。
小学校1年生のスタートで遅かった上に、
数年は悩みながら読んでいました。
先生が何度も何度も丁寧に教えてくださり、知っている曲を弾いているうちに
楽譜のルールが面白くなってきました。

その後は、ピアノは弾ければいいのだと思って10年ほど過ごし、
大学の頃に理論の必要性を痛感します。
今までただ弾いていたんだ、とショックを受けたことを覚えています。
知らないことを認識していなかったし、気づかなかったのです。
今は、自分の後悔も大切に振り返りながら、仕事と向き合っています。

日頃たくさんの子ども達と話していて、話を聴くのが上手だと感じることがあります。
一所懸命わかりたくて、
わかろうとしてくれている様子がうかがえます。
質問の答えを的確に返し、言葉のキャッチボールが続く人は、
きっとどんな分野でも伸びるでしょう。

秋休みに気づいたこと

宮城県栗原市の小中学校では、秋休みが終わり、本格的に2学期が始まります。
秋休み中は、息子を連れて旅行へ行って来ました。
台風に負けず名古屋のレゴランドを観て、
次の日は三重の貨物鉄道博物館を訪ね、
最終日はリニア・鉄道館を楽しみ、帰って来ました。

今回印象的だったのは、色々な方とお話出来たことです。
私が知らないことを目を輝かせて丁寧に説明してくださり、
そんな世界もあるんだ、この人は本当に好きなんだなと感じました。

特に三重の三岐鉄道では、電車で男の子が踏切について話してくれて、
「どうしてそんなに詳しいの。」
と聴いたら、本当に嬉しそうな表情でした。
「また三岐鉄道に乗ってください。」
とホームから手を振ってくれたことが忘れられません。

理由がわからないくらい好きでしょうがないという気持ちは素敵ですね。
今関わっている生徒さん方が
そこまで音楽を好きになってくれたら幸せです。

そんな3連休を過ごし、秋休み最終日、息子のプールに付き添いました。
行き帰りの車内では、CDをかけました。
プールの後に車に戻り再び音楽が流れると、
「ホッとするなぁ。」と言います。
その後、急遽歯医者さんへ行くことになり、治療が終わって車に乗ると、
「あの音楽は聴かないの。」と尋ねられました。

詳しく聴くと、音が柔らかいから好きなのだそうです。
これまでも、様々なCDやラジオを聴かせました。
このような反応は初めてで驚いています。

ご興味がありましたら、ぜひ聴いてみてください。
実用的な演奏で、生徒さんにお薦めしたいCDです。
~ピアノの先生から生徒の皆さんへ贈る~『ブルクミュラー25の練習曲』です。

~ピアノの先生から生徒の皆さんへ贈る~『ブルクミュラー25の練習曲』

私自身のレッスン

先月末、稼働先の発表会が終わったので
東京へレッスンを受けに行って来ました。
いつも、指導法や普段のお仕事で扱っている曲をお願いしています。

トンプソン現代ピアノ教本③から、「子守歌 オペラ ”ジョスラン”より」
と「鬼火 腕を使うスタカートのエチュード」をみて頂きました。
「子守歌」はオペラの1曲なので、歌うように弾きたいのですが、
拍子にとらわれ過ぎていたことに気づきました。
「鬼火」は細かいリズムを見て無意識に音を出してしまいました。
先生に指摘され腕を使い、深い響きになりました。

バッハの初心者のための12の小前奏曲 4番は
パート分けをして練習していましたが、まだ不明確のようです。
五線紙に4パートを分けて書く事を薦められましたので、試します。

ショパンのエチュードOp.10-1は、弾いていて納得がいかなかったので、
おかしな身体の使い方をしていないかチェックして頂きました。
上行と下行で動きを変えられていたようなので、自信を持って弾き込みます。

先生は、たくさんの質問にも答えてくださいました。
先生の楽譜のお話になり、5刷になったチェルニー リトル・ピアニストを頂きました。
息子の練習で使いたいです。

チェルニー リトルピアニスト
大きなホールで合唱の伴奏をする際に、
音をもっと出したい場合はどうしたら良いかお尋ねしたところ、
歌を支えられる音の出し方をお話しされました。
左手の低音を鳴らすタッチが効果的だそうです。
音楽祭シーズンですので、学んだことを生徒さんへ活かしていきたいです。

学校の伴奏に選ばれる条件

この秋、当教室では2名の生徒さんが学芸会や市の音楽祭で演奏します。
学校で「ピアノを習っている人?」「伴奏をしたい人?」
と尋ねられますが、 挑戦しようと勇気を出すのは大変なことです。

締め切りまで弾けるだろうか…間違えたらどうしよう。
様々な不安と闘ったうえで決意しているんですよね。
頑張って参加を決めた生徒さんに、出来る限りのことをしてあげたいです。

どんな人がオーディションで選ばれているのか考えることがあります。
第一条件は、児童の声を支えられる音が出せる人でしょう。
いくら指が動いても、音量が足りなければバランスが悪くなりますよね。

第二は、堂々としている人でしょうか。
必要以上に緊張し過ぎず、立ち居振る舞いが落ち着いていると
上手そうに見えますし、この人に任せたいと感じますよね。

第三は、理解している人かもしれません。
曲名を見て、歌詞を読んで、楽譜から得られる情報をつかめる人。
先生に指摘されてではなく、自分の意志で弾いているように見えると良いですね。

生徒さんふたりは、役割を与えられたことによって成長しています。
指導の中身も詳しい内容が伝えられるので変わってきました。
学校の先生方には感謝の気持ちでいっぱいです。

気を付けなければならないのは、教本の進度。
 伴奏にかかりきりになると、
譜読みの能力が落ちたり普段の楽譜が停滞するかもしれません。
生徒さんとよくお話して、同時進行でレッスンしていきたいです。
本番が終わったら、更に上達を目指していけるように支えます。

意識と無意識

ピアノのレッスンでは、先生の演奏を真似して弾いて学ぶことがあります。
覚えて家へ帰り、復習して技術をつかんでいく習い事です。
まだ身に付いていない技術は、何度も繰り返し練習して体得します。

始めは意識しないと出来なかったことが、無意識に出来るようになるのです。
大変な苦労が楽になるので、一見素晴らしいかもしれませんが、
そこには注意が必要です。
自分がなんとなくしていることは気づかないで通り過ぎてしまうかもしれません。
曖昧に記憶していたために、
同じような物に出合って応用できなかったら、もったいないじゃないですか。

「真似してごらん。」と言っても、真似出来る人とそうでない人に分かれます。
私はどちらかというと、真似が苦手で、
言葉で説明されて納得して覚えるタイプです。
時間がかかりますが、いいこともあります。
手間がかかっている分、人に伝えられるからです。

レッスンでは真似してもらうことはありますが、確認することにしています。
どうして出来たのか、何が違うのか、なぜそうするのかを
言葉で表現してもらうと、生徒さん自身もきっと他の人に伝えられるでしょう。

私にも、意識していない無意識が自分の中にあると思います。
良いことは発見して話していきたいですし、
悪いことは指摘してもらい直していきたいです。

ピアノで遊ぼう

 最近、ピアノで遊ぶことはありますか。
私が思う「ピアノで遊ぶ」とは、
楽譜を見ないで弾いたり、楽譜と違う弾き方をすることです。

先週体験レッスンがあったのですが、事前情報で好きな曲を教えて頂きました。
ところが、いくら探しても楽譜として販売されていない曲のようなのです。
そこで何回も聴き、弾いてみて、楽譜を作りプレゼントすることが出来ました。

このところは伴奏の楽譜に触れる機会が多く、
伴奏パートだけではなく、ソロパートや合唱パートを右手で弾いて、
伴奏を考えています。
右手のメロディは何を重ねたら納得がいく音になるか、
日によって違う音を試しています。

そして毎日少しずつですが、
1日4小節ずつバンドの楽譜をピアノソロに編曲しています。
オーケストラの楽譜は読んだ経験がありますが、バンドの楽譜は初めてなのです。でも歌のメロディにコードが書いてあるから、
なんとかなるんじゃないかなと取り組んでいます。

子どもの頃は、弾きたい曲がエレクトーンの楽譜でしか作られていなかったので、
適当にピアノで弾いていました。
コードも知らなかったのに、弾いてみたい一心で
メロディに左手やベースをなんとか伴奏に当てはめていたのでしょう。
そんなことをしていると、あっという間に時間が過ぎました。

生徒さんには与えられた楽譜だけでなく、色々な楽譜に向き合って欲しいです。
身近なものは教科書でしょうか。
「メロディに伴奏を付けてごらん。」
「わからなかったら持っておいで。」
と勧めています。

楽譜を読めるのはいいことだけれど、楽譜が無いと弾けないのは残念です。
応用できるかどうかが実力だと痛感しているので、
自分なりにピアノで遊んでいます。