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教室の出来事

学校の伴奏に選ばれる条件

この秋、当教室では2名の生徒さんが学芸会や市の音楽祭で演奏します。
学校で「ピアノを習っている人?」「伴奏をしたい人?」
と尋ねられますが、 挑戦しようと勇気を出すのは大変なことです。

締め切りまで弾けるだろうか…間違えたらどうしよう。
様々な不安と闘ったうえで決意しているんですよね。
頑張って参加を決めた生徒さんに、出来る限りのことをしてあげたいです。

どんな人がオーディションで選ばれているのか考えることがあります。
第一条件は、児童の声を支えられる音が出せる人でしょう。
いくら指が動いても、音量が足りなければバランスが悪くなりますよね。

第二は、堂々としている人でしょうか。
必要以上に緊張し過ぎず、立ち居振る舞いが落ち着いていると
上手そうに見えますし、この人に任せたいと感じますよね。

第三は、理解している人かもしれません。
曲名を見て、歌詞を読んで、楽譜から得られる情報をつかめる人。
先生に指摘されてではなく、自分の意志で弾いているように見えると良いですね。

生徒さんふたりは、役割を与えられたことによって成長しています。
指導の中身も詳しい内容が伝えられるので変わってきました。
学校の先生方には感謝の気持ちでいっぱいです。

気を付けなければならないのは、教本の進度。
 伴奏にかかりきりになると、
譜読みの能力が落ちたり普段の楽譜が停滞するかもしれません。
生徒さんとよくお話して、同時進行でレッスンしていきたいです。
本番が終わったら、更に上達を目指していけるように支えます。

ピアノつうしんのこれから

2015年5月より発行を始めた
みさきピアノ教室 ピアノつうしんも、38号になりました。
読んでくださる生徒さん、ご家族に感謝です。

毎月作って良かったと感じている所は、
生徒さんが情報を利用してくださることです。
『栗原市の文化会館でコンサートがあります』と呼びかけ、
『市内の小中学生は先着で無料になります』とご紹介すると、
「コンサートへ行きます。」とお返事を頂きます。

マイタウンコンサート
ちょうど昨日開催されたコンサートのパンフレットです

私にとって有難いのは、
お知らせやお願いを口頭ではなく、やんわりとお伝え出来ることです。
『靴下の着用にご協力を』と一文載せると、次の週には皆さん徹底されています。
また、空き時間があるうちに時間変更やご入会をお薦めしたところ、
現在3件ほどお話が動いていて、
枠を整えた状態で秋募集を迎えられそうです。

今月は夏に行われるオーディションというタイトルで、
学校の伴奏について取り上げました。
高学年のお子さんは当事者意識を持って読まれると思いますが、
低学年のお家の方々には情報提供になるかもしれません。
毎日の練習に向き合うきっかけ作りを目指しまとめています。

一方で先週のレッスンでは、小学1年生のお子さんに
「トランペットってなに?」と聞かれましたので、
楽器紹介のコラムには、より一層力を入れたいと考えています。
今月はコントラバスを説明しましたので、
来月は管楽器に進みたいです。

夏のハガキに宣言

今年も夏休みは、生徒さん方へ暑中見舞いのハガキをお送りしました。
なぜ毎年ハガキを書いているかというと、
私自身が、先生に手紙を書いてお返事を頂き、励まされているからです。

日頃レッスンでは、考えていることが伝わるように
気を付けて話すようにしています。
でも聴く側の感じ方は様々です。

感じていることがあっても、言葉にしなければ伝わりませんし、
気持ちに余裕が無ければ、心には届かないかもしれません。
暑中見舞いハガキは、
補う役割を果たしてくれるのではと
ささやかな期待を抱いて書いています。

たくさんのお返事を頂きましたが、皆さんそれぞれの個性が1枚に納まっています。
今練習している曲の上達具合いを報告してくれたり、
レッスンを受けた感想を教えてくれる生徒さん。
回数調整の休み中に、どのようにピアノと向き合うか宣言してくれる女の子や、
いつも優しくお子さんを見守っていらっしゃるお母さんのメッセージ。
思っていることをお知らせしてくださるのが本当に嬉しいです。

文章だけではなく、デザインも工夫が凝らされていて、
幼稚園のお子さんは、絵の具を用いて小さなハガキに表現されています。
オリジナルのイラストを描いてくれる男の子もいます。
お出かけ先のポストカードや撮影したお写真を印刷して作られたハガキには、
インパクトがあり驚きました。

言葉や絵、写真で表現できる人は、音楽でも自分を出せるはずです。
アドバイスを引き受けるのが、私の役目。
ハガキを受け取る度に、再認識している夏の日です。

お迎えの質問が上達を変える

みさきピアノ教室では、お父さん方のお迎えも多く、
レッスン後に、「今日はどうでした?」と声を掛けていらっしゃいます。
恥ずかしそうに生徒さんが答えている様子を、いつも微笑ましく拝見しています。

「今日はどうでした?」という、曖昧な質問はいいですよね。
お月謝を払って頂いているのですから、
お子さんには説明する責任があります。

もしも、「あの曲合格した?」という質問だったら、
第一声はイエスかノーになります。
でも、曖昧な質問の答えは、生徒さんに委ねられています。

毎回のレッスン後に、お父さんからあの質問が来るとわかっていたら、
レッスン中からレッスン直後に、頭をフル回転して
「なんと答えよう?」と考えるようになるでしょう。

始めは、「楽しかった。」や「出来た。」かもしれませんが、
毎回同じことを言ってはいられませんから、
段々と言葉は変わっていくと思います。

同じ質問を受けているお子さんは共通して、コミュニケーション能力が高いです。
一週間練習して何がわからなかったか、知りたいことを説明してくれます。
お子さんが成長する様子が垣間見える時間です。

初めてのペダル

バスティンの『恐竜の王国』を弾いている生徒さんがおります。
ペダルの記号が記してあったので、ペダルの話を取り上げることにしました。
ペダルの説明をする時には、教え過ぎないように気を付けています。

「この記号は右のペダルを踏んでくださいという意味だけれど、
右のペダルを踏むと何が変わるかな。」
と聴いてみることにしています。

もう子ども達は既にお家で実験済みですから、
「音が伸びる。」
と答えてくれますが、
「ピアノの中はどう変わるでしょうか。」
と譜面台をずらして一緒に聴いて、見る時間が好きです。

自分が踏んだペダルによってダンパーが上がる様子は面白いのでしょう。
目を輝かせて喜んでくれます。
「じゃあ真ん中のペダルは。左のペダルは。」
と次々に興味を持って尋ねてくれます。
その姿を見ると、もっと伝えたくなるのです。

何人ものお子さんに接していますが、
ピアノの構造に驚かなかった人はひとりもいません。
「ペダルを踏めば音が響きます。」
というのはもっともですが、
自ら発見したことはより鮮明な記憶として残ります。

これからも、ピアノならではの面白さを取り上げていきたいと感じたレッスンでした。

「ピアノを習っていて良かった」

5月の土曜レッスンは、
市内小学校で運動会が開催されるため、月2回になりました。
6月に休まずレッスンする事で回数を調整しています。
運動会練習の時期は疲れてしまうお子さんも多いので、
生徒さんは練習出来ているかなと心配していました。

ところが、5月1回目のレッスンでは
発表会後に完全燃焼して弾いていなかった生徒さんが、
5月2回目のレッスンでは自信を持って演奏していたのです。

なんでも、炎天下での運動会後も帰宅して落ち着いてから練習したんだとか。
どうして練習出来たのか尋ねてみましたら、
どうも学校の音楽の授業が良い影響を与えているようです。

ペツォルトの「メヌエット」を聴いて興味を持ち、
お家の電子ピアノで再生音を聴きながら、
右手が弾けるようになったそうです。
授業では鍵盤ハーモニカがすらすら演奏出来て、
「ピアノを習っていて良かったと思いました。」と答えてくれました。

5歳から学べるバッハ アンナマグダレーナ・バッハの音楽帳より ピアノメソッド
「メヌエットの左手も弾いてみる?」
ピアノメソッド社
5歳から学べるバッハ
アンナマグダレーナ・バッハの音楽帳より
を紹介したところ、嬉しそうににっこりしていました。

「わかる」の範囲

みさきピアノ教室では、
中学校を卒業し高校に合格された生徒さんが1名、
小学校を卒業された生徒さんが1名、
幼稚園を卒園された生徒さんが2名いらっしゃいます。
おめでとうございます。

また卒業式で伴奏された生徒さんもおり、
数年前とは演奏が大きく変わり、音が綺麗になっていて
本当に嬉しく思っています。

春は進級・進学の季節ですが、
有難いことに退会を希望される方は1名もおりません。
4月に発表会を計画しているせいもあるかもしれませんね。
卒業された生徒さん方は、新生活の準備もお忙しいですが、
ぜひ発表会の練習にも力を注いで頂きたいです。

ずっと考えていて最近改めて感じたことなのですが、
人によって「わかる」に違いがあり、気になっています。
「わかる」には個人差があるのは当然ですよね。
レッスンでは生徒さんに説明して、「わかった!」と言ってもらえると、
話して良かったと実感します。

でも残念ながら、次の週には忘れてしまうこともあります。
覚えていなければ、また伝えれば良いのですが、
中には覚えている生徒さんもいらっしゃいます。
「先生にこのように言われたので、試してみたらこうでした。」
「ここがわからないので教えてください。」
とメモに書いて持ってくる生徒さんもいて、やりがいがあります。

こちらはひとりひとり同じように接しているのですが、
試行錯誤を経て演奏を聴かせてくれる生徒さんの熱心さには、
「もっと教えたい。」と気持ちを引き出される力があります。

忘れてしまう生徒さんは、納得感があったのに
話を聴いただけで、出来たと勘違いして復習しなかったのでしょう。
一方で、覚えている生徒さんは言われたことを思い出し、
やってみたのが大きな差です。
これはピアノだけに限ったことではありません。

わかると思った時点で成長は無いという言葉がありますが、
今「わかる」範囲は限られていると考えて、
謙虚に努力していきたいですね。

音楽に乗って弾く練習


みさきピアノ教室では、2018年4月29日(日)開催予定の
第6回発表会に向けて、みんなで頑張っているところです。
そんな中、ポピュラーのレッスンをしていて再認識したのですが、
リズムに合わせて練習をすると、生徒さんの演奏が突然かっこよくなりますね。
生徒さん自身も、「弾きやすい。」と喜んでいました。


教室では、写真の伴奏くんにある
リズムという機能を使用しています。
レッスンで16分音符の長さや休符の取り方が甘いなと感じたら、
16ビートに合わせて弾いて頂きます。
その結果、リズム無しで弾いていた時よりもノリが感じられ、演奏が変わりました。

スイングのリズムでと表記されている曲の場合も、
スイングのリズムを流しながら練習するとわかりやすいです。
その時だけリズムを作ろうとせず、
常にリズムを感じながら演奏するのがお薦めです。
慣れるまでは、伴奏くんから流れて来るリズムに合わせて弾いて、
いずれは自分でリズムを作れるようになるのが理想ですね。

私は大学時代、電子オルガンを副科で専攻していて、
リズムと一緒に演奏する楽しさを知りました。
その経験を味わってもらいたくて、伴奏くんを購入しました。
電子ピアノの機能でも様々なリズムが含まれていることがありますので、
ぜひ試して頂きたいです。


反応があったピアノつうしん

月初めに教室のピアノつうしんを発行しています。
先週のレッスンで、大人の生徒さんから嬉しい感想を頂きました。
今月の文章を読んで非常に励まされたそうです。
現在No.31までになりましたが、
発行していて良かったと思えました。

生徒さんの心に残ったのは、何のために音楽を学ぶのかという文章でした。
ピアノつうしんを作成していた先月末に考えていたことをまとめたのですが、
ピアノ講師ラボのCD教材で
藤原亜津子先生がお話されていた内容をご紹介しました。
「良い聴衆になるためにピアノを学びましょう」
という言葉は、私の心に深く残っています。

音楽は誰でも聴くことが出来ますが、わかってくるとより一層面白くなります。
自分が楽器を演奏した経験があれば、難しさも知っていますよね。
演奏家の素晴らしさも実感できます。

思うようにいかない時、上達だけに注目していると
辛い気持ちになる人がいるかもしれません。
でも、考えたように弾けなくても
以前よりきっと理解は進んでいるでしょう。
その時点で成長している自分を認めて欲しいと思います。

大切だと感じていることはレッスンでお話していますが、
文章になっていることでお家の方にも読んでもらえます。
話し言葉と文字では伝わり方が異なるので、これからも続けていきたいです。

自発的な行動

宮城県栗原市では秋休みが終わり、2学期が始まりました。
ちなみに秋休みは、息子を連れて京都へ鉄道旅行に行って来ました。
トロッコ嵯峨駅の19世紀ホールに
ベーゼンドルファーのピアノとSLが一緒に置いてあり、
珍しい展示が見られました。

秋休みが始まる前日、最後の生徒さんのレッスンにお姉さんが付いて来ました。
私に、自分では購入できないぷりんと楽譜を買って欲しいと言うのです。
なんでも中学校の文化祭で皆で合唱を歌いたいとのこと。
インターネットで調べて、この楽譜が良いという所まで探したそうです。
「私はこれから塾があるので、妹に楽譜を渡してください。」
と言い残して出掛けて行きました。

楽譜を自分で見つけたということは、
先生に言われて動いたわけではないですよね。
おそらく自分で考えた結果なのでしょう。
嬉しい気持ちも束の間、
妹さんのレッスンをしながら楽譜を購入することになりました。

妹さんは、アルペジオ(和音の音をひとつひとつ弾くこと)を弾いています。
私が見ていないと思って指番号をごまかしましたが、
視界に入っているとわかるんですよね。
「なんでわかるんですか!?」
と驚かれましたが、腕の動かし方が変わってしまうので、見抜けました。

無事に楽譜を購入出来てレッスンも進められましたが、
楽譜を買いながら見るのは流石に忙しいです。
次回お姉さんのレッスンで、「楽譜を頼む時は事前に伝えてね。」と話します。