新年度が始まって2週間経ちましたね。 高等学校へ進学された生徒さんは、 新しい制服でレッスンにいらして、成長を嬉しく感じました。 そんな中、私は発表会前最後のレッスンを受けに、東京へ行って来ました。 先月までは、自分のために学ぶ演奏でした。 今回は、お客様を楽しませる演奏を意識した指導です。 先生のひと言で演奏が変わり、上手くいかない状況が一変するのは、 不思議で面白い体験です。 メトロノームのような弾き方では、先が読めてしまいます。 予想を裏切る表現が、聴いている人を惹きつけるのでしょう。 魅力的な演奏には、相当な集中力と余裕が必要です。 あと2週間の頑張りが、当日表れるはずです。 以前課題として渡されていた、即興教本の楽譜も見て頂きました。 「ちょうちょ」のメロディーが変奏されていて、和音が付いています。 左手伴奏の鳴らし方を教えてくださいましたが、 弾いているうちに、 「スイングってこういうことなんだ。」と納得出来ました。 途中で先生がマラカスを出して、リズムを取ってくださったので、 タイミングがわかりやすくなりました。 マラカスは手作りで、ヤクルトやヨーグルトの空で作られていました。 模型専用のボンドを使用されたそうで、 プラスチックのような光沢があり、強度もしっかりしていました。 私も鳴らしてみたのですが、 身体の使い方や手を動かす方向で音が異なります。 意外と難しいので、ぜひ試してみたいと思います。 パレートの法則についても教えて頂きました。 物事は2割と8割に分かれるというものです。 例えば優秀な生徒がいたとして、 そのうちの2割は 誰が教えても上手になると考えることが出来ます。 様々な事例に当てはまり、 発表会前のこの時期に救われるような言葉を教わりました。 心を落ち着かせて準備が出来そうです。 |